日々雑感

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「おいしい おかゆ」は予言か?

先日、図書ボラの師匠ともいうべきお仲間さんのひとりに色々伺ってて、
最後に「おいしい おかゆ」の話になりました。

「なぜ、いま おいしいおかゆ を語りたいのかというと
今の日本の、放射能の現状をよく現わしていると思うからです」

と、その方がおっしゃってて・・・・



グリムの「おいしい おかゆ」のおはなしはご存じでしょうか。

森でおばあさんに小さな不思議なおなべをもらった女の子。
そのおなべは、「小さなおなべや煮ておくれ」というと、おいしいおかゆを
煮てくれて、「小さなおなべや やめとくれ」というと、煮るのをやめるというおなべ。

ある日、女の子の留守中に、お母さんが「小さなおなべや煮ておくれ」というと
おなべはおいしいおかゆを煮てくれるが、お母さんは止め方がわからない・・・

おなべはいつまでもぐつぐつおかゆを煮続けて、とうとう町じゅうがおかゆで
いっぱいになってしまうが、誰もどうすることもできない。
とうとうおかゆが入り込んでない家は町であと1軒 というときに、
女の子が帰ってきた。
そしてたった一言
「ちいさなおなべや やめとくれ」 と言うと、おなべは煮るのをやめた

・・・・・という、3分くらいの短いおはなしです。

私が最初に覚えたのが、この「おいしいおかゆ」だったのですが、一度子供たちの前で
やったところ、失敗してしまい、それ以来怖くて出来なくなってしまったという・・・・
わたしにとってはトラウマのおはなしです。

その方が言うには、おかゆが止まらない状況が、まるで今の放射能が止まらない状況と
カブってしまうこと

大人が大勢いても、「誰もどうすることもできない」状況も一緒だということ

そして、それを止めることが出来たのは、ごく普通の小さな女の子だったということ・・・・

その女の子は、最初の一文にあるように、「貧乏でしたが、とてもきだてのいい女の子」
としか書かれていないこと

頭がいいわけでもなく、何か特別な才能があるわけでもない、ごく普通の女の子

そしてシンプルにたった一言、「小さなおなべや やめとくれ」と言っただけで
止まったこと・・・・

「つまりこの今の放射能の状況を本当の意味で終息させるのは、次の世代の
素直な子供たち なのではないでしょうか・・・・」

「それもいろんなことを詰め込んで、頭でっかちの子供ではなく、きだてのいい子どもなのではないかしら」

・・・・・と、その方はおっしゃってました。

そう考えると、最後の一文も、ちょっとゾッとしてしまうのです。

「けれども、このまちに住む人たちは、自分の通る道をぱくぱく食べて、食べ抜けなければ
なりませんでした」

いま、まさにこの状況ですね・・・・
しかもまだ「おかゆ」は止まってない

このおはなしを採集したのはグリム兄弟ですが、元々作った人は誰だかわからない
いわゆる昔話なのですが

こう考えると、まるで「予言」に思えてくるような気がしませんか?
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by juntumai | 2011-04-21 08:04 | 語り