日々雑感

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東野圭吾の原型



一応、長男の母の日のプレゼントだったらしいです。

「買ってきたから、読めや」というので、お金置いておいておいたのに
いつまでもそのままお金が置いてあるので、あれ?と思っていたら

「一応母の日のプレゼントだったんだけど」という息子。

なんか、後から取ってつけたような感が若干あるけれど、嬉しかったです。




東野圭吾の超初期の作品。

私は10年前から東野圭吾を読んでて、割と初期の作品も読んでるほうなのですが
これは初めてでした。
いまさら読むのがちょっと面倒な気分だったんだけど、息子が買ってきたので
背中を押された気分で読んでみると

「なんて昔の話なんだーーーー」と、びっくり。

だって、長島・王の時代だよ。

殺された子の部屋には、「南海の野村」のポスターが貼ってるし・・・・

「東野圭吾ってそんな昔から書いてたの??」と思っていたら
1983年にこれで、ある賞の最終選考まで残っています。

1983年いうたら、私は中3だよ。
全然「長島・王」の時代じゃないし~~

それでも事件の発端は、戦後のまだあまり豊かな時代じゃなかった頃の
苦労して育った環境 であるからして

まだまだ「戦後」が色濃く残っている時代背景にしたかったのかなと
ちょっと思いました。

なので、今の人には理解しずらい部分があるかもしれません。
主人公の心情に共感は出来ないでしょう、おそらく。

ただ、共感できなくても、あの主人公の強い「ひたむきさ」
が、のちのちの東野作品に登場する人物とカブってくるし、

作品全体が、妙に心に残る「勢い」がありました。

この「勢い」が、のちのちの「東野大躍進」につながっていくのかなあと・・・

いまや飛ぶ鳥落とす東野圭吾を、知るとっかかりとして、オススメしたい作品です。

(なんていいつつ、初期作品の代表となる「放課後」も未読ですが・・・・)
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by juntumai | 2011-05-11 21:56 | 読んだ本 | Comments(0)