日々雑感

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心の柵

9月最初の読み聞かせは6年生。
夏休み明けから1週間、「ウエズレーの国」を読むにはギリギリですが、
(夏休みの自由研究が出てくるため)
今しか読めないので・・・・と思って準備をしていたら、直前になって別の本を
見つけました。

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「むこうがわのあのこ」

表紙と題名を見ると、「あ、人種差別系の本かな」とわかりますが・・・・

内容は一概にそうとも言えない です。

主題は、いまだにある「黒人と白人の心の隔たり」がテーマなのだけど
(「むこうがわ」とは、「柵の向こう側」という意味です)

何も人種に限ったことではなく、私たちは誰しもが、「心の柵」を無意識に作っているのでは
ないでしょうか・・・・・・

日本人じゃないから話しかけないとか

子供たちの間では、「同じクラスじゃないから話かけない」とか

そういうちょっとした「心の隔たり」ありますよね。

この夏、また再浮上した「いじめ問題」

何年かに1回は大きく報道されるけれど、報道されてない期間でも
どの世界でも、どの集団でも、大小ある「いじめ」

根本は、人間の心にある「柵」なんじゃないかな・・・・・と、この本
そして「ウエズレーの国」を読むと、少しわかるような気がします。

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「むこうがわのあのこ」も「ウエズレーの国」も、根本のテーマは重め ですが
明るく、勇気が出るような、そして心がキュンとなるような、少し大きくなった子たちに
ぴったりの本だなあと思います。

読む前に、両方の表紙を見せて、「どっちがいい?」と聞いたら

女子は全員、「むこうがわのあのこ」を指差し

男子は全員「ウエズレー」(笑)

「じゃあ、ウエズレーは学校の図書室にあるからいつでも読めるので
こっちを読もう」

と、「むこうがわのあのこ」を読みました。

最初はチャチャを入れていた男子も、あのあたりから・・・・・
そうですね、お母さんが「あたらしいともだちができたのね」 と聞くあたりから
シーンとしました。

そして最後のページを読んだあとの場の雰囲気は、なんとも言えない「深い感動と共感」 
に包まれたように私は感じたぞ~(たぶん 笑)
あんなに色々言っていたのに、しばらくシーンとしたもんなあ~

ラスト7分余ったので、「ウエズレー」を強行。
(一応、「どうする?」と反応を確かめたら、読んでもいいよ的な雰囲気だったので)

こちらも途中まで、ほぼ終わりまで、色々ツッコミ入れていたけれど

最後のページでは、「シーン」だった

久々、私も「読み聞かせした!」という充足感が得られました。
(自己満足だったらすみません)

*******

6年生の読み聞かせ

1.だから?
2.むこうがわのあのこ
3.ウエズレーの国

(読み聞かせの人たちが見たら、「なんじゃ、このプログラム!」的な感じですが
場の展開がそうなったもんで・・・・・)
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by juntumai | 2012-09-11 10:32 | 図書ボラ | Comments(2)
Commented by yuraliya at 2012-09-11 11:56
6年生にはぴったりの内容ですね。
子どもたちの心に届いたからこその反応でしょう。
Commented by juntumai at 2012-09-11 12:03
ゆーらりやさん。

ありがとうございます。
どれだけ心に届いたかはわかりませんが、その場の
空気感は確かに変わったような気がしました。

うちの娘もそうですが、6年生とくに女子は難しい時期で
男子はまだ幼いのでちょっと置いておいて(笑)
女子の気持ちに添った物を、無意識に選んでいる気がします。
前までは男子中心の選書でしたが
(読み聞かせの場は男子が支配するので)