日々雑感

honnomusi.exblog.jp
ブログトップ

こびと

昨年から、子供の本を勉強する会に入っているのですが
6月ごろ、「今度の例会(勉強会)を担当して下さい」と依頼があり・・・・・

テーマは、「こびとの本」

うーん・・・・・こびと ね~

こびと というとパッと思い浮かぶのは「こびとづかん」(笑)

それ以外はあまりに漠然として、本も膨大すぎて、どう切り込んでいいかわからない
・・・・・と、担当者3人で集まって、「どうしようか、どうしようか」と悩み

結局、それぞれが興味ある分野で発表しようということになり

私はグリムの「ルンペルシュティルツヘン」 を語っていて、思ったこと
(ルンペルシュティルツヘンの「こびと」とはどういう存在なのか・・・ということ)

  <話を展開させるために、やむなく「ルンペルシュティルツヘン」を語ったのですが・・・・・
  やっぱり最初のほうに少し失敗し、その気持ちを引きずったまま語っていたので
  語りのクオリティは全くダメでした>

それから広げて、北欧に伝わる「ニッセ」や「トムテ」の本を紹介し

これら、おはなしの「こびと」には、ある共通のテーマがあること

・・・・という流れで発表することにしました。

もう一人の担当者は、「こびとづかん」現象と、
古来から日本やヨーロッパに伝わる「こびと」たちについて(絵本と絡めて)

もう一人は、児童文学に出てくる「こびと」をテーマに、
自作の心理チャートを使って紹介してくれました。


・・・・・・・こう書くと、結構中味が濃かったかも(笑)

打ち合わせの最中は、

「こんなんでいいのかなあ・・・・」

と、みんな自信がなくて

3人とも、「こびとの本なんてあんまり興味ないし~」 だったので
(なのになぜ選ばれたか、よくわからないのだけど)

他のお二人はたくさんの本を読んで、ちゃんと色々勉強していたのですが
わたしはといえば、新しく読んだ本といえば、4冊くらい。

その中のひとつ・・・・・・「こんなん、あったんだ!!」と驚いたのが

d0220848_813754.png


「ノーム」

1970年代にオランダで出版された本ですが、これがすごいんです!!

著者は2人いて、1人は科学者

こびと(ノーム)の生態が、実に科学的に実証的に描かれています。

日本ではなんと、あの遠藤周作さんが監修し、サンリオ出版から出されています。
まるで事典のような厚さで、値段にして5800円。アマゾンの中古でも最低が4800円で、
コレクター扱いにもなってるらしく、そうなると1万以上します。
遠藤さんも、「もう少し安ければ、日本でもベストセラーになっただろうに・・・・」とあとがきで
書いていますが、

でも質のよさ、内容の充実度から言っても、5800円やむなし!!でしょう
(買う、買わないは別として)

はじめは、「あはは!うけるー」と笑って読んでいた私も、最後の方は真面目な気持ちになりました。
遠藤さんも書いてますが、「読んでいるうちに、この世には本当にこびとがいるのでは」と思ってしまう

この続編の「秘密のノーム」も、図書館で借りて読んだのですが、
そっちはもっともっと考えさせられる内容で・・・・・

ノーム(こびと)を通して、「これ以上、人間が地球を勝手に壊さないで欲しい。このままでは
地球は滅んでしまう」 ということが、切々と語られています。

例会でも言ったのですが、「こびと」の存在を信じることは、人間以外の地球を構成する生き物や
自然を尊重し、認めること。それが長い目で見て、人間の幸せにつながるのだ

ということが、「こびとの本」を通して私が感じたことでした。

帰り際、会員の皆さんが「ノーム」を見に来てくれて、嬉しかったです。
市立図書館から長い間お借りしているので(借りては返し、また借りては返し・・・・を繰り返し)
これでやっと返せる・・・・と、ホッとしています。

*******

ちょうど「こびと」のことが頭から離れなかった、夏休みの期間

児童クラブで、子供たちと外で遊んでいたら
ある1年生の男の子が

「先生、いま、こびとがいました!」 と突然言い出しました。

木のところにいた というのです。

「えー、いいなあ~ 見えたんだね!」と私は言いました。

ちょうど、「ノーム」や、ニッセの本を読んでいて
「こびとはその存在を信じる者の前にしか姿を現さない」と描かれていたので・・・・・

「どんなこびとだった?」と聞くと、どうやら「こびとづかん」に出てくる
葉っぱみたいな「こびと」でした(笑)

やっぱり「こびとづかん」の影響、おそるべし
[PR]
by juntumai | 2012-09-26 08:14 | 読んだ本