日々雑感

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なら梨リベンジ

今週は、2日間、2年生のお話会で、「なら梨とり」を語りました。

どこのクラスもそうですが、落ち着かないというか、勝手気ままな態度の男の子が
必ずいるので、語る前は若干不安を感じていましたが・・・・・

(屋根チーのように、つかみはOK!というタイプのおはなしではないので)

いざ、語り始めると、あらら不思議不思議・・・・

シーンとして、怖いくらいはなしに入って聞いてくれました。

去年、3年生にこのおはなしをしたときは、私の力量がまだまだだったのか
聞く子と聞かない子とに分かれてしまい、とても落ち込んだものですが

同じ年に、別の小学校の2年生に「なら梨」を語ったら、とてもよく
聞いてくれて・・・・・三郎が、「いげっちゃがさがさ」 となってるほうに
入って行ったくだりでは、1人の男の子が「よし!」と言ってくれたりとか

もしやこのおはなしは、2年生がビンゴなのでは?? と思い
うちの学校でもう1回、今度は2年生でやってみようと思ったのです。

ところが、先週、この「なら梨」を戻していたら(練習していたら)
娘が

「これ、給食の時間にかかってた」 というのです。

どうやら給食の時間に「なら梨とり」のおはなしが、放送されたらしく・・・・・・

「えー、じゃあ、おはなしを変えたほうがいいのかなあ」 と思ったのですが

「かえって聞いていたおはなしのほうが、なじみがあって聞きやすいかも」

と言って下さる方もいたので、予定通り「なら梨」をすることにしました。

話し始めると、「あ!知ってる」 という反応をする子が多かったのですが
それがかえって良かったのか、よーーーーく聞いてくれました。

1年生では、言葉回しが難しいので、わからない言葉に引っかかって
そこで立ち止まってしまう子が多いかもしれない・・・・・・と、他の方は言います。

たぶん、覚えたテキストによっても違うのかな・・・・
もう少し小さい子でもついていけるようなテキストだと、いいのかもしれないのですが
私は「おはなしのろうそく」で覚えたものですから、いろいろなじみのない言葉が
多いです。
(「ふくべ」とか、「切れ刃(やいば)」とか)

最後に聞こえてくるなら梨の歌も、歌い終わってからある女の子が
「意味がわかんない」

とつぶやいていたのですが、

その後のおはなしの展開で、意味がわかったようでした。
(「ああ、そういうこと!」みたいに納得した顔をしていました)

語り終わってから、その子に
「歌の意味、わかった?」 と聞いたら、恥ずかしそうにうなずいていました。

今年は少し、「行げっちゃがさがさ、行ぐなっちゃがさがさ」 の言い回しを
変えてみました。
そうすると、とてもリズムに乗って語りやすく、語っていてラクでした。

そんなふうにおはなしは、語れば語るほど、進化していくものなのですね。
リベンジ出来てよかった!
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by juntumai | 2012-11-07 12:47 | 語り | Comments(4)
Commented by おはなしせつこ at 2012-11-08 22:15 x
じゅんこさま♪

私はこの話、年中、年長、1、2年生と言った低学年を対象にしていますから、「ふくべ」は「ひょうたん」に、「まっかみち」は「わかれみち」に言い替えています。

聞き手の反応を覚えておいて、細かな修正はよくしていますよ~

聞き手こそが語り手を育て、おはなしに力を与えてくれるのだと思います。

来週も小1と小2に語る予定ですが、じゅんこさんも語っているかと思うと、嬉しくてリキはいります!!

Commented by juntumai at 2012-11-09 21:19
せつこさま。

私も、変えようかと迷ったのですが、昔話の雰囲気を損ねては
いけないのかなあ・・・と思い、ためらっています。
でも「ふくべ」くらいは「ひょうたん」に変えてもいいような
気もしています。小さい子にはひょうたんだってなじみのない
植物ですから(関西の人は別として)

まっかみち というのは、ろうそく版でいうところの「枝道」ですかね?
やっぱりテキストが違うようですね~
ちなみにどのテキストで語られていますか?

今日は1年生に「腰折れすずめ」を語りました。
(私には小さい子向けの持ち話が無いので、私の持ち話の中では
1年生には「腰折れ」がいいと相方さんが言うので)

1時間目は反応はもひとつでしたが、2時間目、3時間目と進むにつれて、反応も良くなりました。
元気な子が多いクラスの方が、おはなしに入って聞いてくれますね。

今年のお話会、4つのおはなしをしましたが、自分的には
一番満足いったのが「なら梨」でした。
反応的には、屋根チーにはかないませんが、深い所で
聞き入ってくれたのは「なら梨」だったんじゃないかと
思います。
Commented by おはなしせつこ at 2012-11-10 00:42 x
じゅんこさま♪

私のは絵本で、福音館書店の太田大八さんの絵の、平野直さんの再話です。
語り始めた頃は「まっかみち」と言っていたのですが、絵本は絵があるから分かるけど、耳で聞くには分かりづらいだろうと思って「わかれみち」にしました。
ろうそくの方はカラスになっているところが、絵本は「とり」です!
絵はキツツキでしょう~木をつついています。
おかあさんをおっかさんと言うのは、読み違えて覚えたものです。
あと、人(ばあさま)の話や、自然の声なき声(やまなしのうた)に耳を澄ますことの大切さを強調するような表現(三郎はばあさまに教えてもらったことをよく覚えていたものだから・・・)に、語りが変化して来ています。
絵本では二郎についても細かく描写していますが、そこのところは私もろうそくと同じように短い説明にしています。
最後、木のきりかぶの上にやまなしを供えたりするんですよ~

改めて、再話、言葉、出典などについて考えさせられました。
ただ、表現は違っていても、このお話の持つ力はスゴイなぁ~と思いますよ~
聴き手の入り込み方が半端じゃないですからね~~~

Commented by juntumai at 2012-11-10 23:34
せつこさま。

絵本「やまなしもぎ」ですね~

私は、こぐま社の「子どもに語るシリーズ3」で読んだのが
最初だったのですが(例の「手なし娘」が載っている本です)
そちらも「ろうそく」と若干違います。
そちらの鳥は「カラス」だったと思うのですが、ちゃんと
「行ぐなっちゃ、ガアガア」とカラスらしく鳴いていました(笑)
「とんとん」だったら、絶対、キツツキですよね~

きりかぶは、もしかしたらおばあさんが座っていた所?でしょうか
ろうそく版の、「岩の上」かな?

再話の比較は、この前の「手なし娘」もそうでしたが、
やってみると色々おもしろいですよね~

ホント、怖いくらい入って聞いてくれたので、またどこかで
語ってみたいなあ と思っています。
昔話は「後から効いてくる」ものですよね~
じわじわと、深い部分で覚えててくれたら幸いです。