日々雑感

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さすが、島荘

島田荘司「写楽 閉じた国の幻」 の文庫が出ました。
2010年の「このミス」で2位になったときから興味を持っていて
このたび、やっと読めました。

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「超」がつくほど、ハマってしまいました。
思わず4回は読み返してしまったほど。

正直、上巻の後半にかかるくらいまで、読み続けるのがしんどいかもしれませんが・・・・
(それに元々、「写楽の謎」に興味を持ってない人には余計しんどいかも)

島田荘司といえば、これまで「占星術殺人事件」と「暗闇坂の人食いの木」しか
読んでなかったし、正直肌に合わない感覚でしたが・・・・・

これで私もいまさらながら島荘推し。とくに「あとがき」で知る意外な事実
に驚きました。
(いわゆる、「清張後」についてのこと。新本格派の教祖といわれる島荘が
そう考えていたなんて・・・知らなかった)

「写楽とは誰か」 の謎を通して、この時代の一大出版人である
蔦屋重三郎に非常に感銘を受けました。

これも島荘の筆力かもしれませんが、この話は「写楽」よりも「蔦重」の物語だなあと
思ったな~

でも今更知ったけど、あのTUTAYAとは関係なかったというのがちょっとがっくりでしたが
(TUTAYA創業者が蔦屋重三郎の精神に感銘を受けた というのが由来だそうですが、
それはそれで、いいね!と思いましたが・・・・祖先だったらもっとよかったのに)

「このミス」の書評で、「現代編の裏付けを江戸編でやるのは反則」みたいな
意見がありましたが

だってこれは小説だし!
論文じゃないんだし!

それにしてもこの年の「このミスランキング」
1位は悪の教典で、2位が写楽。
(麻耶雄嵩の「隻眼の少女」も4位。文庫化されてて、これもやっと読めました)

とにかくこの年は豊作な年だったのですね~

しかも今日は、新歌舞伎座オープンの日ですが・・・・・

「写楽」も見て、蔦重も見た演目の数々を、21世紀の現在も見られるという
(しかも「千両役者」の子孫たちが「再演」してくれているという・・・・このすごさに
今更ながら気付いた私です)

やっぱり東京に行きたいな!
(入学式、感動した~と母が言ってました。卒業式は行こうかな)
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by juntumai | 2013-04-02 11:06 | 読んだ本