日々雑感

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空飛ぶタイヤ

帰省した息子が、
「下町ロケットより空飛ぶタイヤのほうがおもしろいよ」

と言うので、すぐ買った「空飛ぶタイヤ」
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池井戸潤小説の王道

窮地に立たされた中小企業→大手企業からの妨害→銀行からは融資引き上げ→
捨てる神あらば拾う神あり→裁判沙汰になるが有能な弁護士がつく→
さまざまな苦労を経て大手に一泡ふかし→結果、大勝利

この流れはわかってはいるものの、経過を細かく丁寧に描く作家さん
なので、たとえ「悪役」側であっても、それぞれの事情を事細かく
描写することでどこかしら共感を得るところもあるし・・・・・

その結果、社会的にどの立場にいても登場人物の誰かに自己投影できる
という・・・・
これが池井戸小説の醍醐味でございましょう

結局私が現時点で一番印象に残っているシーンは、
沢田が最後のほうで取った行動ですね・・・・
(たぶん、サラリーマンの大半が沢田に自分を重ねる
んじゃないかな。赤松社長ではなく)

しかし、これはメディア化は難しいだろうな
スポンサーがらみでね・・・・と思っていたら
とっくにWOWOWでドラマ化されてました。
(仲村トオルはちょっとカッコよすぎ・・・
それこそエンケンさんにやってもらいたかったなー)

そんなわけで、下町ロケットよりも半沢よりも
「空飛ぶタイヤ」のほうが面白かったと私も
思いました。

(さて、息子が置いていったマニアックな小説を
読まなければ・・・・)
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by juntumai | 2016-01-10 20:03 | 読んだ本