日々雑感

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わたしを離さないで

ドラマの影響で話題作となっている「わたしを離さないで」

ドラマは「コウノドリ」の続きで録画していたのですが
娘に消され(涙)、まとめてネットで鑑賞。

3話見た時点で、原作を購入し読みました。

ドラマが意図的にセピアグレーな色彩で作られていて
「提供」のリアルシーンやら、脱走した子に対する
描写やらなんやら・・・・・

そのイメージで読むと、いい意味で裏切られたような
(そうでもないか?)

一言でいうと、「青春小説やな」と思います。

それは原作者のイシグロ氏も言っていて
「限られた中での人間模様を描きたかった」

まさにその一言だと思います。

だって、もし「提供」とか〇〇〇〇とか 

それをとっかかりにしなければ、積極的に手にとって
読むような本ではないかと思われます。現に私も
ドラマを見てから本を買いに行きました。

限られた時間 を作り出すことに対して、小説的に
ものすごく成功していますが、そこに対して
モラルを問うたりすることは(原作だけで見たら)
意味のないこと・・・・

それでもドラマ的にはそのところを重く取り扱う
のでしょう。
第1話の冒頭シーンにそれが表れていました。

さらに、原作ファン(ドラマ化される前に読んでいた人)
にとっては、「三角関係を重点に置く作りになりそうなので
ドラマ化は反対」
という意見も大いにうなずけるなあ・・・・
現にドラマはすでに三角関係が主流。

綾瀬はるかは「忍耐の人」みたく描かれているけれど
原作のキャスは「肉食系女子」だもの

(わたしを離さないで)の原作を読んで、〇〇〇〇を
扱ったという点で共通している、東野圭吾さんの「分身」
をもう一度読んでみようかなーと思いました。
(それこそ前エントリーであげている「携帯前」の話で
もどかしくて読むのが億劫になる本なんですが)

でも「わたしを離さないで」は〇〇〇〇が主題ではないからねー
(ネットで仕入れた知識によると主題ではなく「ギミック」
というべきみたい)

自分の周りのことと、全く違う次元の話・・・という
設定なので、エンターテインメントとして成り立つのでしょう

ということを、強く思った原作でした。
そこのところのアイディアは脱帽モノだと思います。
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by juntumai | 2016-02-04 19:31 | 読んだ本 | Comments(0)