日々雑感

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カテゴリ:語り( 26 )

昔話の力

おはなし会もあと2日。

5年生に「三枚のお札」を語りました。

みんなが知っている「三枚のお札」 
5年生にしては幼いかなあ・・・・と危惧しつつ、このお話の力を信じて
頑張りました。

最初のクラスは、「初お披露目」ということもあり、言葉だけが上滑りに
なったかなあ・・・・という箇所もありましたが

次のクラス(次男の交流クラス)では、しっかり情景を見せることが
出来たと思います(と、相方さんが言ってくれました)

私も2回目の出来は、自分でも満足がいくものだったと(手前味噌ですが)
思います。

(とうとう全員の顔を上げさせることが出来たのと、固唾を飲んで聞き入って
くれていた顔がたくさんあったので・・・・)

毎回、語りのたびに同じように一緒に言いたがる次男も、事前に言っておいた
せいか、我慢してくれてありがとう(笑)
あなたにとっては、「親の参観日」みたいで、ごめんね。

最後の、おしょうさんの唱え言葉
「タカヅク タカヅク タカヅクよ・・・・」
「ヒクヅク ヒクヅク ヒクヅクよ・・・・」

は我慢できずに、小さい声で一緒に唱える次男。
一応遠慮がちに、でも「これは絶対に言うからね」と
いうような感じで、ちいさーい声で「タカヅクタカヅク・・・」いうので、
こちらも思わず笑いそうになり・・・・・

周りの子も、「R君が一緒に言ってるね~」みたいにニコニコ。
先生もニコニコ(「きっとおうちで覚えたんだね」みたいな)

ああ、やっぱり「おはなし」っていいな と思いました。

この前の3年生のときも、「王子様の耳はロバの耳」でしたが、同じように
「おはなしの世界に入ってくれた」と感じられた顔、顔、顔 がこちらを見ていて
本当に幸せな気持ちになりました。

その後、知らない3年生から
「あ、おはなし会にいた人だ!」と声をかけられることが何回かありました。

本当に、おはなしの持つ力ってすごい。
こういう経験が出来る事、またこういう場を与えてくれることに感謝しています。

今回は仕事もちょうど忙しい時期で、また次男のことで色々な問題を抱える中の
おはなし会でしたが、気ぜわしく心が落ち着かない時でも、おはなしを語る時間は
すべてを忘れさせてくれる時間だったと思います。

いや、そういう心が落ち着かずザワザワしている時こそ、練習での語りを含めて
おはなしを語ることで、勇気や希望や、慰めを感じ・・・・・

昔話はよく言われることですが、「人間がなんとしてでも生きようとする力」
を表現している・・・・・そのとおり、「色々あるけれど頑張ろう」と、私を
励ましてくれるような気がした、そういう数日間でした。
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by juntumai | 2013-11-01 17:14 | 語り | Comments(0)

おはなし会始まる

小学校の秋の恒例のお話会が始まりました。

今年の私の担当は、1年生、3年生、5年生。

(仕事の休みに合わせるとそういうスケジュールになりました。)

今日は1年生。

本当は「ついでにペロリ」をしようと思っていたけれど、あれは
最初に聞くおはなしとしては難しい とのことだったので、
「ねことねずみ」 にしました。

これは私が苦手なおはなしなのですが・・・・・やっぱり間違えた(笑)

でもとても楽しく聞いてくれて、終わった瞬間、「おもしろかった!」と言われました。

図書の先生にも、「あのおはなし、とても面白かったです」 と好評でした。

小さい子は、このおはなし、とてもよく聞きますね~
保育士試験の「言語」のために覚えて、結局使わなかったおはなしですが
(苦手ですぐ間違えるため)
対象年齢3歳から というのもうなずけるかも・・・・・
(3歳の子にはしたことないけれど)

実はまだ苦手なのですが、このおはなしの楽しさを知ることが出来た
ような気がします。

3年生では「ロバの耳」を、5年生では「三枚のおふだ」を語ります。

あんなに覚えたかった「おふだ」ですが、ここへ来て苦手意識が芽生えています。
語りの会で披露したときに上手くいかなかったのと
たぶん、5年生で語るのが、気が進まないから?

(本当は3年生で語りたかったんだけど、相方さんも怖いおはなしなので
「怖いはなしカブり」になってしまうから、私が「ロバの耳」にせざるを得なかったのです。)

でも「おふだ」は「拙い語りでもおはなしの力で聴かせることができるおはなし」
なので、精一杯やるつもり

たとえ出来はイマイチでも、頑張ろう(笑)
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by juntumai | 2013-10-24 22:01 | 語り | Comments(9)

王子様の耳はロバの耳

先日、市内の小学6年生向けに「こころの劇場」という観劇会がありました。
演目は、「王様の耳はロバの耳」

おおーーー!!

私はちょうどこれを語ろうと、覚えたばかり・・・・・

有名なお話ですが、原作?というか基になっているお話は
ポルトガルの昔話、「王子様の耳はロバの耳」

そう、「王様」ではなく「王子様」なのです(ホントは)

お話会でほかの人が語られているのを聞いて、すんなりと
心の中に入ってきたのでしょうね。
なぜか、すぐに覚えられるような気がして

実際、その日のうちに大体覚えてしまったという・・・・・

こんな経験、初めてです。

これまで何度も読んでいたのに、覚えるまでには至らなかった理由の
ひとつに、作中に出てくる
「王子様の耳はロバの耳」 にどんなメロディーをつけるか?

その節が、なかなか浮かんで来なくて・・・・・

そしたらこれまた不思議と、ポッと口をついて出てきたのです。

忘れないように、携帯のボイスレコーダーに吹き込んで(笑)

こうして私の「王子様の耳はロバの耳」が完成しました。
(まだ本当の意味での「完成」には至ってないのですが・・・・・)

ただ覚えたはいいけれど、子供の前で披露する機会がなかなかなくて
(このお話は、低学年のほうが向いてると思うのですが、低学年のクラスに
入る機会がないのです)

今回の観劇から帰ってきた娘が、

「ママのお話とは全然違っていたよ~」 と、劇の内容を話してくれました。

じゃあ、今度娘のクラスに入るから、原作はこういうお話です と紹介がてら
語ってみようかな

と思い、6年生には少し幼い気がしましたが、語ってみました。

やっぱり好きなお話を語るのは、気持ちのいいものですね(笑)

6年生たちには本当のところ、どうだったのかな?と思いましたが
表面上はよーく聞いてくれていました。

申し訳ないけれど、聞き手がどうであれ、私はお話の世界に
陶酔してしまいました。

ひとりよがり だったかもしれません。
でも語ってて、本当に気持ちよかった!

特に最後の王子のシーン

「たとえロバの耳を持っていても、わたしはきっと立派な王になってみせます。
さあ、みなさん。よく ごらんなさい」

王子はそう言って、かぶっていた帽子をとりました・・・・・


このくだりを語るときが、本当に爽快で気持ちよくて

なぜここに爽快感を感じるのか・・・・

心理学的には色々あるのでしょうが、私は「自分の殻を破る」という
行為につながっているような気がします。

そしてそこから、新たな自分が「再生」する

王子が帽子をぬぐ行為は、そういうことを連想させます。

きっとそこに惹かれて、このお話が好きになったのだなと
思いました。

次回は4年生に語るつもりです。



***

6年生読み聞かせ

1.たべものだーれ?
2.おもちのきもち
3.<語り>王子様の耳はロバの耳
4.十二支のかぞえうた(6年生になると一緒に歌ってくれませんが、絵を見てるだけで
  楽しんでくれるのでOK!)

6年生にしては幼いプログラムかもしれませんが、すべての年齢層に
イケるプログラムだと思います。
かがくいさんの「おもちのきもち」は、全年齢層が楽しめる絵本で
本当にオススメ!
(実は、わたしの十八番です。)
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by juntumai | 2013-02-06 08:43 | 語り | Comments(2)

反省

今週は別の学校のお話会に参加させてもらったのですが

1年生はオッケーだったとして、問題は6年生!!

何をやっても

シーン・・・・・状態

私はハタで見てて、

わっ!こりゃ、やりにくいわ・・・・・

と思っていたので

語りの前に、声を出さざるを得ない本を用意して
(こどものともの「しましま みつけた」という本です)

声を出させることに成功したのもつかのま

「とりつこうか ひっつこうか」
を語ったら、また雰囲気が固くなっちゃった(笑)

でもその後が、グリムのしっかりと聞くおはなしだったので
(私ではなく、他のベテランさんの語り手でした)
「ま、いいか」
と思いつつ・・・・・


最後まで、シーン状態は消えず

3年前に中学の読み聞かせに行ったときに経験した
「義務感で聞いてる感」

みたいなものを感じたのですが、それと同じような「場の空気」を
感じました。


「なんか、やりにくいクラスでしたね~」

と、後で感想をのべると、他の担当さんたちは
「でもよく聞いてくれたじゃない」的な感想で、

まあ、それはそうなんですが・・・・・

私もいろんな修羅場をくぐってきたので
(すべりまくった時もあるし、おしゃべりしてる子が全くおしゃべり止まらず状態だったり
自分の息子が語りのあいだじゅう真似して語っていたり、中学生の冷ややかな目の中で
読み聞かせしたりとか)

でも何が一番ツライかって、
「義務感で聞いてる空気」なんだけど、

それを久々、感じてしまった時間でした。

「あなたたち、本当に楽しかった?」と聞きたくなるくらい・・・・・

逆に「楽しませなくてすみません」とさえ、私は思ったんだけど

もちろん大半は、反応こそ薄いけれど、心に響いてくれたのかな
と思うけれども

基本は、「日ごろの授業を忘れて、少し心を開放して欲しい時間」で
あればいいなと 私は思っているので・・・・・・・
(忙しい6年生は特にね)

もうちょっと、楽しませてあげられることはできなかったのかな
と、私は思いました。

私達はなにも、「教育的効果」をねらってこういう活動をしているのでは
ないと思うので~(私達・・・ではなく、「私は」なのかな)

なんとなく、「どうにかならなかったのかな」と思ったお話会でした。

まあ、私は外野的な立場なので、仕方ないのですが

でもやっぱり、お話会は「チーム」でするべきだなあということは、
つくづく感じました。
即席の「チーム」では、やっぱり良い物は出来ないと私は思うので

今日、アルケミストさん(検索して下さるとわかります)のコンサートに
行ってきたのですが、

ボーカルの「こんやしょうたろうさん」が言っていました。

「せっかくあなたとコンサートで出会えたのだから、あなたが幸せな気持ちになるように
歌うことが自分の努め」

私も人前に立つ機会を与えられているのなら、少しでもそういう気持ちに
近づけるように努力しようと思ったのでした。
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by juntumai | 2012-11-15 22:37 | 語り | Comments(0)

お話会後日談

去年のお話会のことです。

次男のクラスで「なら梨とり」を語ったら、
次男がそれはそれは嬉しそうに、私のマネをして一緒に語るので・・・・・・

私は集中力はそがれるし、動揺するし、そのせいか満足のいく
語りが出来ませんでした(泣)

周りの子も、びっくりして次男を見つめるばかりで、あまり話に
入ってきてないような感じで

後になって、同じクラスのお母さんに聞いたところ
(彼女は絵本の読み手で参加していました)

「うちの子は、なら梨とりが一番よかったと
言ってた。なぜならRくんが(うちの次男のこと)全部覚えてて
その通り言ってるので、すごいと思ったから」

というありがたい言葉も頂きましたが、私は内心複雑(笑)

これはねー、語りに慣れてない初心者にとっては、恐怖体験ですよ。
語りをやったことのない人にとっては、「ほほえましいね~」で済むのですが・・・・
実際、担任の先生も、「すっごくかわいかった!」と感想で書いてて
トホホ・・・でした。

とにかく来年は、もう絶対に、次男のクラスは担当しないぞ! と心に誓い

今年は別のクラスを担当しました(4年生で)

そのせいか、私はのびのびと語れたわけですが

一方次男は・・・・・自分のクラスでの語りを聞いてる時に
(別の人が担当してくれました)

「へっぶり嫁ご」を語る人の後について、そっくりそのまま真似を
していたようで・・・・・・

事前に、担任の先生に
「彼が真似して何か言うことがあったら、すぐ注意して下さい」とお願いしていたので、

先生は、「あ、このことか」と思い、
そっと後ろから、「Rくん」とトントンとつついたら、ピタっとやめたそうでした。

被害にあった(?)語り手の人は、私の子供だとわかっていたので

「きっと、お母さんが家で練習しているおはなしなんだろうな と思っていたら
急に(真似を)やめたから、一瞬、わたしが間違えたのかなあ・・・・と不安に
なった」

と、言っていました。
ごめんなさい・・・・・
「へっぷり嫁ご」は、まったく練習してません(汗)
彼にとっては聞くのも初めてなはず・・・・・・

他の人にそんなことするなら迷惑になるので、
来年は結局私が、彼のクラスに入ることになるのかなあ~やっぱり。

6年生の娘は、何度も何度も家で聴いている私の語りを聞かされるので
これまたかわいそうで・・・・・・
(まるで母親参観のようにドキドキしてるみたいだから)

やっぱり、自分の子じゃないクラスの方がいいんですよね~
お互いにね。

******

1年生のクラスでは、「腰折れすずめ」を語りました。

1年生というと、初めておはなしを聞く子も多いかなと思うので、
本当は言葉あそび的なおはなし(ついでにペロリとか、相方さんがやったホットケーキとか)
のほうがいいのかなあ・・・・と思いながらも、私の持ち話が小さい子向けなのが
無いので

1時間目のクラスの反応は固かったのですが、2時間目のクラス、
3時間目のクラスに進むにつれ反応も良くなりました。
(きっと私の語りも慣れたのでしょう)

今週は別の小学校で、1年生に屋根チーを
6年生に「とりつこうかひっつこうか」を語ります。

さてさて、どんなでしょうか・・・・・
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by juntumai | 2012-11-11 11:32 | 語り | Comments(0)

なら梨リベンジ

今週は、2日間、2年生のお話会で、「なら梨とり」を語りました。

どこのクラスもそうですが、落ち着かないというか、勝手気ままな態度の男の子が
必ずいるので、語る前は若干不安を感じていましたが・・・・・

(屋根チーのように、つかみはOK!というタイプのおはなしではないので)

いざ、語り始めると、あらら不思議不思議・・・・

シーンとして、怖いくらいはなしに入って聞いてくれました。

去年、3年生にこのおはなしをしたときは、私の力量がまだまだだったのか
聞く子と聞かない子とに分かれてしまい、とても落ち込んだものですが

同じ年に、別の小学校の2年生に「なら梨」を語ったら、とてもよく
聞いてくれて・・・・・三郎が、「いげっちゃがさがさ」 となってるほうに
入って行ったくだりでは、1人の男の子が「よし!」と言ってくれたりとか

もしやこのおはなしは、2年生がビンゴなのでは?? と思い
うちの学校でもう1回、今度は2年生でやってみようと思ったのです。

ところが、先週、この「なら梨」を戻していたら(練習していたら)
娘が

「これ、給食の時間にかかってた」 というのです。

どうやら給食の時間に「なら梨とり」のおはなしが、放送されたらしく・・・・・・

「えー、じゃあ、おはなしを変えたほうがいいのかなあ」 と思ったのですが

「かえって聞いていたおはなしのほうが、なじみがあって聞きやすいかも」

と言って下さる方もいたので、予定通り「なら梨」をすることにしました。

話し始めると、「あ!知ってる」 という反応をする子が多かったのですが
それがかえって良かったのか、よーーーーく聞いてくれました。

1年生では、言葉回しが難しいので、わからない言葉に引っかかって
そこで立ち止まってしまう子が多いかもしれない・・・・・・と、他の方は言います。

たぶん、覚えたテキストによっても違うのかな・・・・
もう少し小さい子でもついていけるようなテキストだと、いいのかもしれないのですが
私は「おはなしのろうそく」で覚えたものですから、いろいろなじみのない言葉が
多いです。
(「ふくべ」とか、「切れ刃(やいば)」とか)

最後に聞こえてくるなら梨の歌も、歌い終わってからある女の子が
「意味がわかんない」

とつぶやいていたのですが、

その後のおはなしの展開で、意味がわかったようでした。
(「ああ、そういうこと!」みたいに納得した顔をしていました)

語り終わってから、その子に
「歌の意味、わかった?」 と聞いたら、恥ずかしそうにうなずいていました。

今年は少し、「行げっちゃがさがさ、行ぐなっちゃがさがさ」 の言い回しを
変えてみました。
そうすると、とてもリズムに乗って語りやすく、語っていてラクでした。

そんなふうにおはなしは、語れば語るほど、進化していくものなのですね。
リベンジ出来てよかった!
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by juntumai | 2012-11-07 12:47 | 語り | Comments(4)

おはなしの力

今週から、小学校のお話会が始まり、

私は初日の4年生

2日目の6年生

3日目の3年生

3日連続5コマ、「屋根がチーズで出来た家」 を語りました。

(正確に言うと、6年生1クラスは「とりつこうか ひっつこうか」を語りましたが
次の時間、相方さんがおはなしを変えたので、それに合わせて私も「屋根チー」に
変えました)

共通して言えることは、どの学年も怖がっていたこと

なんと、6年生でも怖がっている子が何人かいました。

しかし怖がりながらも、大笑いしたり、「トロル女って、バカだなあ~!」と嬉しそうに言ったり

「(お兄ちゃんは)優しいなあ」と言ったり

一番嬉しかったのは

「この本の中にありますよ」と、こぐま社の「北欧の昔話」を紹介したときに

「今度、読んでみよう」と言う子がいて

(思わず、「読んでみてね!」と言いました。)

でも・・・・・3日連続同じおはなしをするのは、やっぱり飽きてしまって
最後の時間には、ところどころ間違えたり、1行飛ばしたり

やっぱり集中力が切れたかなあ・・・・・

この「屋根がチーズで出来た家」は、お話会プログラムの本では
対象年齢が4年生まで となっているので
「6年生じゃあ、幼すぎるかなあ」と思っていたのですが

娘のクラスは幼いクラスだったので、ピッタリでした(それがかえって悲しい)

ただ、6年生になると、最後にトロル女が焼け死んだくだりは微妙な反応

4年生は、話し終わって「わー!」っと拍手が出たけれど

3年生は、心底ホッとした感じで・・・・・

やっぱり、「対象年齢」はそういう意味で当たっているなあと感じました。

おはなしの力って本当に大きくて

全然聞こうとしてなかった子が、話が進むにつれて、徐々に顔を上げ出して
しまいには、熱心に聞いてる姿を見て

「やっぱり子供はおはなしが好きなんだ」

と実感した瞬間でした。

来週は、なら梨とり を3時間

屋根チーに比べると、子供ウケの点ではあまり自信がありませんが
1年寝かした「なら梨」を、自分でも楽しみにしています。


<おはなしの組み合わせ>

※4年生(4クラス中2クラス担当)
・屋根がチーズで出来た家
・お百姓とエンマさま(実業の友社 「世界の民話」より)

※6年生(4クラス中2クラス担当)
1クラス
・とりつこうか ひっつこうか
・小石投げの名人タオカム

別クラス
・屋根がチーズで出来た家
・紙緒のぞうり(宮崎・西都の昔話)

※3年生(4クラス中2クラス担当)
・屋根がチーズで出来た家
・七わのからす
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by juntumai | 2012-11-02 21:06 | 語り | Comments(0)

手なし娘と反抗期

この前、「手なし娘」が語れなくなった話を書きましたが・・・・・

今はインターネットでいろんな文献を見れるので、それらを見ながら
色々考えたのですが、

このおはなしは、「思春期、青年期、成人期」の変遷の物語 なのだ~と
わかりました。

保育士試験の勉強で何度も出てきた「エリクソンの心理社会的発達理論」
というのがあるのですが

その理論を地でいく、人間の成長過程からすると、きわめてオーソドックスなタイプの
おはなし なんだなと。

継母(親)から、手を切り落とされ谷に突き落とされる という極悪非道な扱いは
「思春期の親子の葛藤」、そして「親からへの自立」 を意味しています。

そして、若旦那に出会い、結婚すること。これは青年期(そして成人前期)。

継母の策略により、結婚生活は破たん。これも、成人前期から成人後期につながる時に
誰しもが経験する、「人生の苦難や障壁、それに伴う挫折」を意味するのでは?
それはある意味、「さまざまな人生の転機」を象徴するような気がします。

そしてクライマックスで、「(子どもの命を助けようとした時に)失われたはずの手が生えてくる」

「なぜ、そんな神がかり的なことが??」 と疑問に思って、なかなか納得出来なかった私ですが

これは、「子供を思う親の強い気持ちのあらわれ」 であり、
これまで「自分にふりかかる苦難」だけの時は、手は生えてこなかったけれど
子供を思う気持ちの強さ、子供を助けたいという一心な気持ち によって、
手が生えてくる・・・・・

つまりそれは、「親としての成長」を示していること

「次世代のために知識、経験、愛情を継承していく時期」である、
(エリクソンの理論でいうところの)成人後期になります。

だから、「手が生えた場面」は、このおはなしの最大のクライマックスであり
そのためだけにこのおはなしが存在する といっても過言ではないと
ある大学の先生も書いていました(ネット上にアップされている論文で)

長々と小難しいことを書いてしまいましたが・・・・・

私が語りを始めるちょっと前に、ある人が言っていたのですが
「自分が、語るおはなしを選ぶとき、そのおはなしのどこに惹かれたのか を考えると
興味深い」

つまり、その時選んだおはなし というのは、その時期に抱えている心理的なものが
大きいのでは と、私はいつも思っています。
でも選んだ時点では、それが何かはわからないのです。
(その時、自分がどういう心理状況にあるか、よくわかってないという意味)

なぜ、私が「手なし娘」を選んだのか

それは思春期に突入した娘のことがあるからかもしれません。

いや~、娘、まさに思春期突入でして・・・・とにかくイライラしています。
ほーんと、反抗的!!
今朝もプリプリ怒って学校に行きました。

家の中、更年期でイライラしている私と、思春期でイライラしている娘
がいるのですから、我が家の男性陣にとっては迷惑なんでしょうが

そんな娘を見ていると、「ああ、自分にもあったよなあ・・・」と思います。

これから、思春期から大人への道を歩んでいく娘と、これまで歩んできた自分を
重ね合わせることが、ますます多くなるのでしょうね~

なので、このおはなしは、小学生でいえば6年生
もしくはそれ以上(中高生)の世代にした方が、しっくり来るような気がしてきました。
(そういえば、このおはなしをしてみて一番反応がよかったのは、高校生の長男だったなあ・・・・・)
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by juntumai | 2012-10-24 09:04 | 語り | Comments(9)

お話会が今年も始まります。

毎年この時期は小学校の「お話会」の準備で忙しいのですが・・・・・

私は今年は役員をしてないので、出しゃばるのはやめよう と思っていたけれど
やっぱりそうもいかなくて

あれこれ調整にいそしんでいます。

役員の人たちは、入会して2年目ということもあり、長くいる人たちとは
接点があまりなかったので、主に私は「長くいる人」との調整役みたいな形で
サポートしています(ってただのおせっかいなんだけど)

私自身は、語りで参加する予定で、1年生をのぞく全学年(2年生~6年生)
に入ることになっていましたが・・・・・

まず、半年ばかり前から温めていた、高学年向けのおはなし
「手なし娘」に失敗し(語りの会で披露したら、思っていたよりあまりよくなかった)

「ルンペルシュティルツヘン」は、去年もしてて、5,6年生には使えない・・・・

最近いろんなところで語っている「とりつこうか ひっつこうか」は、相方さんの
お話と雰囲気がカブったりして使えなかったり

そんなこんなで、あまりテンションが上がらず、5年生は無理を言って他の人に
お願いし

6年生のおはなしは、「とりつこうか ひっつこうか」をするために、相方さんに
持ち話を変更してもらったり

いろんな方面で迷惑かけています。

でも、お話会のプログラムというのは、難しいもので
和物(日本の昔話)ばかり偏っている人同士が組むと、バランスが悪いし
(でも皆さん、自分の都合のいい日というものがあるので)

本音をいえば、私のような語り初心者で、持ち話に乏しい者に合うように
ベテランさんが、自分の持ち話を考えてくれればいいのだけれど・・・・・・
(考えてはくれているのですが、やはり「今、語りたいおはなし」が
皆さんそれぞれあるので)

ほーんと、難しいです。

すべては、「手なし娘」が語れなくなってしまったのが原因かしら・・・・

「手なし娘」というのは、世界各地に類似話がたくさんありますが
私が覚えたのは、日本の昔話(こぐま社)で、

継母に両手を切り落とされた娘が、自分を最初に見染めてくれた若旦那と
結婚し、子供を産むのだけど、

継母の策略によって、子供と一緒に婚家を追い出され

守護神の助けによって、子供の命を助けようとしたときに、失われた手が生えてくる

そして結果はハッピーエンド


と、ものすごくざっくり言うとそういうはなしです。

このおはなしの見せ場は3つあって

①冒頭で娘が継母により、両手をナタで切り落とされ谷に突き落とされてから
はいあがって、再び若旦那に出会うまで

②江戸にいる若旦那に、両親が「子どもが生まれたよ」という手紙を
(下男に)持たせるのですが、その途中で継母にその手紙を読まれ
継母が嘘の手紙に書き換えてしまうこと

③家を追い出された手なし娘が、子供の命を助けようとしたときに
手が生えること

私は、②の場面は喜々として語れるのですが(ホント、私ってヤマンバとか意地悪ばあさんとかが好き)

一番重要な③の場面、手なし娘に手が生えるところで

「手が見えない!」と指摘され

(つまり聞き手に手が生えたという情景が伝わらない ということです)

そこで手が見えなきゃ、このはなしは台無し です。

よくよく考えてみると、自分の中で「なぜ、手なし娘に手が生えるんだろう?」と
疑問に思う気持ちがあって、そういう思いで語っているので、聞き手に情景が
伝わってこないのかもしれない

それなら、このおはなしは私にはまだ出来ない

と、思ったわけです。

語りはやっぱり難しい・・・・
それだけ、自分の生きてきた過程であるとか、思いであるとか
それを表現できる行為だなあ とつくづく思います。

おはなしせつこさんに言われた

「あなたが選んだおはなしは、あなたに語ってもらいたいのですよ」

という言葉を、しみじみとかみしめている最中です。

きっといつかまた、「手なし娘」を語れる日がくると信じています。
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by juntumai | 2012-10-19 08:08 | 語り | Comments(4)

真夏の夜の

昨日は、佐藤涼子さんを招いての、「真夏の夜のおはなし会」のお手伝いをしました。

佐藤涼子さんは、子供のためのおはなしの訳本をいくつか出版されていて、
私が時々図書館で借りるのが、「明かりを消したそのあとで」とか、「三分間で語れるお話」
「五分間で語れるお話」です。

佐藤さんの子供向けのお話会、ぜひ一度参加してみたい!
とっても楽しそうだもの・・・・色々参考になるし・・・・

でも昨日は「大人のためのおはなし会」
聞き手のほとんどが、普段から語り手で活躍されている人たちとあって
「おはなし」も少し玄人的な、普段のおはなし会ではあまり聞くことの
ないジャンルのおはなしが多かったです。

いわゆる「昔話」が大好きな私だけど、こういうちょっとイレギュラーな
創作のおはなしに触れるのも、また勉強になります。
なんというか・・・瞬時に別世界に連れていってくれるような感覚。



宮崎の語り手さんたちの語りのあと、トリを飾る形で佐藤さんが登場されて
2つ語りをしてくれました。

初めて佐藤さんの語りを実際に聞きましたが、とてもエネルギッシュで
おはなしの内容はちょっと私にはまだ難しかったのですが、
内容をところどころ理解できなくても、「世界観」は充分伝わってきました。
(激しい恋のおはなし・・・だと、私は思いましたが・・・)

昨日はお手伝いする側だったので、あれやこれやと気になり、
どっぷりとおはなしの世界に浸ることができませんでしたが
それはそれで、いろいろ勉強させて頂きました。

そして突然お休みを取ってくれたパパには感謝!でした。
じゃなきゃ、お手伝いが出来なかったわ~夕方から夜の10時過ぎまで
出ていたから・・・

(パパは、長男の新人戦のためにお休み取ったんですけどね。
長男はやっぱりベンチ入りできず、覚悟してたとはいえ、かわいそうでした。
この1年間、ずっとこんな思いをしなきゃならないのでしょうね・・・・)
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by juntumai | 2011-08-23 10:42 | 語り | Comments(0)