日々雑感

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カテゴリ:読んだ本( 41 )

警官の条件

(若干のネタバレあり)

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(この画像は単行本バージョン)

私が定期的に読んでる中のひとつに、佐々木譲さんの本があります。
好きなのは北海道警シリーズで、それに関連して「制服捜査」とか
「廃墟に乞う」なども定期的に読みます。

その北海道警シリーズとは別に、何年か前にテレビドラマでも
放送された「警官の血」 も2年に1回は読み返しています。

「警官の血」で登場した加賀谷仁が再登場する「警官の条件」が
やっと文庫化されたので、早速買って読みました。
(もしかしてずっと前から文庫化されていたかもしれませんが
気がついたのが最近なので)

「警官の血」で加賀谷刑事が登場するのは、最後の方なのですが
あまりのインパクトで、正直、その前から続いていた祖父・父の
2代の物語が霞んでしまったなあ・・・・という印象がありました。

ドラマでは佐藤浩市さんが演じていたそうなので(宮崎では地上波で
放送されてなかったので不覚にも見なかったのですが)
ぴったりだなあ・・・・と思いながら

それ以降は何度か読み返すごとに、完全に「加賀谷イコール佐藤浩市」
のイメージが出来上がってしまいました。

当然「警官の条件」も佐藤浩市が、伊藤英明が、私の中で勝手に動き出し
(正直言うと、伊藤英明の「和也」はなんか違うような気がするのですが)
もう修復不可能。
でも私は長いこと、佐藤浩市ファンなので許そう と勝手に思いつつ
読みすすめていき・・・・・

ラスト2ページ、号泣だったわ~~

そうか、加賀谷にとって和也は「息子」だったんだなと。

「世話かけやがって」 

カッコ良すぎ!!泣けた~~~

そしてやっぱりラストシーンは警笛(ホイッスル)

もうカッコいいぞ!泣けたぞ!

まさか、佐々木譲でこんなに泣けるとは思わなかった・・・・
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by juntumai | 2014-04-19 08:47 | 読んだ本 | Comments(0)

バチスタシリーズ、ここに終わる

宮崎以外では、バチスタシリーズ「螺鈿迷宮」のドラマが始まっているそうですが
(宮崎では見れません・・・・やっぱり宮崎だけは「日本」じゃないのよね。まあ
大阪もある意味「日本」と違う気がするけれど、大阪は自分の意思でそうなってる
のに対し、宮崎は「なんだか知らないけれど取り残されてる」感があります)

なぜいまさら、「螺鈿迷宮」を持ってきたのか・・・・・

その答えは、「ケルベロスの肖像」文庫の帯にありました。

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つまり映画で、バチスタシリーズを終わりにするわけなのですね。

読んでみたら、まあ!

一言で言えば、「過去精算」

あれもこれも、これもあれも、ここでひとまず区切りをつけましょう 
ということでした。

なのでほぼ、オールキャストです。
(文中の高階病院長の会話を含めて)

でもこれ・・・・

いったい、誰に向けて書いたのでしょう?

私のように、バチスタシリーズすべて読んでる人にとっては
不完全燃焼だし、

テレビしか見てない人にとっては、「なんのこっちゃ??」だし

つまりすべて、中途半端!

でも海堂さんの真の目的であるAiを広める(死因究明社会を確立させる)
・・・・ということであれば、一連のバチスタシリーズは大いにその役割を果たした
のでしょう。

正直、バチスタシリーズが世にでなければ、Aiはこんなにも広く
知られなかっただろうし、私も知らなかった>日本がこんなにも
死因不明な現状だったなんて。

それをエンターテイメントにして、わかりやすく世に知らしめた
海堂さんは、すごかった・・・・とやっぱり思います。

それにしても、「螺鈿」からわずか2年しか経ってない設定というのが
もう既に無理かなー・・・・・・
もう少し、せめて5年くらいにしておけばよかったんじゃない?
だってこの2年で、あれもあってこれもあって、そしてあれもあって・・・・
なんでしょう?
いくらなんでも短期間であんなにいろいろ起こるものなのでしょうか?

だから、今となっては絶版で手に入らない「医学のたまご」を
出すのが早かったんじゃないかしら?
なぜ重版にしないのかというと、いろいろ齟齬が起こるから?

でもすべてをすっきりさせて、いつかまた「医学のたまご」を重版して欲しいです。
(好きなんです、「医学のたまご」)
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by juntumai | 2014-01-13 20:41 | 読んだ本 | Comments(0)

1年後に知ったこと

私が定期的に読み返す本が、殊能将之さんの一連の作品なのですが・・・・・

今頃になって、殊能さんが亡くなられていたことを知り、愕然としました。

知らなかった・・・・・去年の2月に亡くなっていて、それを公開されたのが
3月末。

わたし、なんで今まで知らなかったんだろう・・・・・

去年の3月末といえば、長男の進学でてんてこ舞いしていた時だから?

殊能ファンの間では大々的に騒がれていたけれど、一般のニュースに
上がることはないので、特にネットで検索しなければ知り得なかったのでしょうか
(今回も久々に読み返し、なんの気無しに検索してみて、びっくり!だった次第です)

亡くなっていたことよりも、それを1年近く知らなかった自分に驚きました。
この情報のるつぼの時代に・・・・・

逆にそれが皮肉ですよね。こんなにも情報が溢れているのに、自分から得ようと
しなければ、(ファンだったら)知っていて当たり前のことも知らなかったんだから

結局、毎日自分を取り巻いているたくさんの情報は、自分にとっては
どうでもいいことばかりなのかも・・・・・と、今更ながら思いました。

とにかく、これで本当に、うちにあるたった5冊しか、
自分はもう永遠に読むことが出来ないわけです。(殊能さんの本は
公式的には6冊で、うちにあるのはそのうち5冊)

自分にとっては、やしきたかじんが亡くなった以上にびっくりした訃報でした。
(何度も言うけど、1年前のことなのに知らなかった自分にびっくり)
もちろん、たかじんにもびっくり でしたが・・・・・
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by juntumai | 2014-01-08 08:54 | 読んだ本 | Comments(0)

しゅららぼん

お正月、皆様いかがでしたでしょうか

我が家は元旦に帰ってきた長男に、イライラし通しの正月休みでした。

あーーーーー、男の子ってなんでああなんだろ?
つーか、うちの息子だけ?

2日に野球部の集まりに出かけた以外は、ずっとこたつにもぐって
食っちゃ寝の生活・・・・・出掛けるときにはずっとスマホか音楽。
移動中もスマホばっかり!

完全にこちらとの会話を拒絶しているので、最終日には大説教をした私でした。

2月に大学が休みになったら毎日バイトしろ~じゃないと仕送りはストップするからね!
と言い渡したのでした。

そんなわけで、かえってストレスたまった正月休みでしたが・・・・・
(そして正月休み明けには、次男のことで超ショックなことが・・・・それもあって
長男に八つ当たりした感はあります。うちの男の子たちはどうしてこうなんだろう・・・・
と、久々何もかも嫌になってしまってね・・・・なんでうちだけ・・・って思っちゃってね)

万城目学の文庫新刊
「偉大なるしゅららぼん」を読みました。

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3月には映画が公開されるらしく、映画版の表紙との2枚組になってます。
その表紙を見て、てっきり岡田君が淡十郎をやるのかと思いきや、濱田岳の
ほうだった・・・・・文庫の最後まで淡十郎イコール岡田君のイメージで読んでいたので
だいぶ修正を強いられました。
(おかしいと思ったのよ。岡田君はどう見ても「でぶ」じゃないしね。かといって
濱田岳も「でぶ」ではない・・・)

そもそも二人とも高校生やるには無理無理だけど
赤い制服だからギリ セーフだったんだろうな・・・さすがに普通の学ラン姿じゃ
キツい・・・・それにしてももっと若手を配置出来なかったんだろうか?
映画だから、知名度優先なのかなあ・・・・・・

原作を読んでみて、これは映像化じゃないとわかりにくいだろうなあ・・・・と
思ったこと(だから漫画化されたのは必然だし、もともとその予定だったんでは?)

でも滋賀はやっぱりちょっとマイナー感があって、琵琶湖を目の当たりにしないと
なかなかイメージ沸かないだろうなあ・・・・と思ったことでした。
(琵琶湖の大きさは今でも鮮明に記憶にあります。ホント、海だわあれは)

マキメさんの作品は、「古くからの言い伝え」や「見えないもの」に敬意をはらう
という共通項があります。
人間は古来から、「見えないもの」を畏怖し、敬意を払ってきたのですが
その習慣を大切にしているのが、よく伝わってくるので好きなのです。

「昔話」(おはなしの世界)を力を信じることと、似ているからでしょうか・・・・
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by juntumai | 2014-01-07 21:00 | 読んだ本 | Comments(4)

オリンピックの身代金(ドラマ)

先週の土曜日、本屋に行ったら「オリンピックの身代金」のカバーに
テレ朝系でドラマ化とあり・・・・・
よくよく見たら、その日の夜放送でした。

宮崎では地上波で見れないので、全然知らなかった!
慌てて、ケーブルで録画予約。
でも我慢できずにリアルタイムで見てしまった(笑)

見る前は、「島崎が松ケンか~」 とちょっとイメージと
合わないかなあ・・・・・と危惧していたのですが

これが、まさに原作から抜け出たような「島崎国男」でした

平清盛からスッキリ痩せて、ストイックで知的かつ素朴な
「悲しき孤高のテロリスト」を見事に表現していたと思います。

原作を何回か読んだ私としては、「ありがとう松ケン」と言いたいくらい

ドラマの構成上、刑事の竹野内豊を主人公としていますが
(そのほうがナレーションも兼ねて、見ている側に伝わりやすかった
のは確か)

やっぱりあのお話は、島崎国男がなぜオリンピック妨害テロを
おこすまでに至ったか・・・・・の過程がキモなので、そのあたりの
描き方としては、少しだけ物足りない気もしました。
(過酷な肉体労働のシーンが少なかった気がしたし、
ヒロポン中毒になっていくことも描かれてなかったので)

先ほど、「悲しき孤高のテロリスト」と書きましたが、「悲しき」の部分が
あまり表現されてなかったかなあ・・・・・と、原作ファンとしては思います。

それと村田役、笹野高史は好演してましたが、ちょっと違う気がしたかな

ホントはあの人にやってもらいたかった
顔は思い出せるんだけど・・・・・名前が出てこない(笑)
笹野さんだと、人がいい感じがする・・・・・もうちょっと小ワル&小ズル的
な感じがするともっとよかったなと

ドラマでは村田が死ぬのがちょっと嫌だったし、原作どおりに
村田が「死なせねぇでけろ 死なせねぇでけろ」 と泣き叫ぶシーンの
ほうが、悲しさ倍増でよかったんでは・・・・・
(その役回りは竹野内豊 にしていましたが・・・・・・ちょっとカッコ良すぎで
違和感あったな)

何よりもメイサが気の毒だった・・・・・全然キレイに見えなくて!

あの当時のファッションは全く似合わなかったので、ここは原作どおりに
「お嬢さん育ちで学生運動家のアイドル」として、もうちょっと
「革命家」らしき格好をさせたほうがよかったんでは?

なにも竹野内豊の妹に無理矢理設定する必要はなかったと
思いましたが・・・・・

と、まあ、細かいツッコミどころはあったにしろ
松ケンがよかったので、結果オーライでした。
(平清盛が、イカンかったんじゃないかなー
大河で成功してるのって、今のところ福山君くらいだもんなあ・・・・)

とにかく原作はあまり救いようがないのですが、7年後の東京オリンピック
に向けて、ぜひぜひ読んで欲しいと、地方で暮らしている私としては思います。

*******

最近なぜか、横溝正史にまたハマってしまい、おととい「犬神家の一族」
を無料配信していたので、飛ばし飛ばし見てました。

2006年の石坂浩二のリメイク版です。

これまた配役陣がまさにぴったりで・・・・・松嶋菜々子の珠世もいいけど
何よりも松子役の富司純子が、まさに原作から抜け出たよう
竹子&梅子の松坂慶子&萬田久子もよかった!

というか、これ、見たことあったんですが(記憶にあります)
稲垣版と混同してました。

(犬神家は「スケキヨのお面」がインパクトありすぎて、ほかが
どうもごっちゃになりますね~)

先週、「悪魔が来りて笛を吹く」を読んだのですが、これは
八墓村がマシに思えるほど「エログロ」っぽい気がするので
何回か映像化されてはいるものの、家族で見るには難しいですね。
(でも鰐淵晴子版が見てみたい・・・・・)
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by juntumai | 2013-12-06 08:44 | 読んだ本 | Comments(0)

やられてなくてもやり返す(笑)

前のエントリーで半沢直樹シリーズ、「オレたち花のバブル組」が売り切れていたと
書きましたが・・・・・

TUTAYAでは山盛りになって置いてありました。
(でもロスジェネは売り切れていましたが・・・・・)

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やっと黒崎登場!
しかもホントにおネエキャラだったんですね~すごいね。

実際にそういう検査官がいたんだろうか・・・・・池井戸さん、UFJだったし

半沢最終回でも物議をかもしましたが

原作でも半沢は出向にはなりますが、それに至るまでの経緯が
より現実的だったと思います。

合併銀行ならではの「あるある」的な理由から、半沢の処分は
「行内融和」を図る頭取の方針に従ったものあり、妥当というか
結局「現実はこういうものか」みたいな終わり方で、ちょっと意気消沈する感じ
(これまでが「痛快」だっただけにね)

私は・・・・というか、サラリーマンだったら誰でも痺れる近藤さんの言葉に
グッと胸をつかれたかなあ・・・・・

「1日の大半を過ごす仕事を諦めてしまったら、人生の半分を諦めたに等しい」

もちろん、仕事以外に生きがいを感じる生活をしている人もたくさんいるのですが、
多くのサラリーマンにとっては、人生の3分の2は会社で過ごしているわけで・・・・・

そこでの自分なりの「やりがい」みたいなものを失ってしまったら、
人生の3分の2を手放したと同じこと

そういうことをズバリと言ってくれるから、みんなハッとするのでしょうね
(しかも近藤のように、四面楚歌の状態から這い上がっていく過程で、そういう言葉が
出るので・・・・・ここに至るまでに近藤を自分と置き換えて読んでるからね、読者は)

結局は大和田に屈した近藤に、共感する読者も多いんじゃないかなー
半沢のようにはしたくても出来ないから、読者の大半は。

私自身は、花ちゃんがなんというか・・・・
正直、昔の自分をみてるようで怖かった(笑)
私も「夫の仕事に理解のない妻」 でしたから
あんな、上戸彩のような「花ちゃん」は「ウソ花」。原作の花ちゃんは
ザワザワ感がハンパない(笑) 

要するに、読者は半沢に理想を投影する一方で、半沢以外の周りの色んな人物に
現実を重ね合わせているわけですね。
なので、より「理想」が輝くようにできているのかなあと思いました。
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by juntumai | 2013-10-04 20:34 | 読んだ本 | Comments(0)

倍返しは1回だけだった

「半沢直樹」が終わってから、うちにあった「オレたちバブル入行組」を読みました。

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本当にドラマは原作に忠実だったんですね~
うちの夫が「ドラマと一緒だ」と気がついて、ドラマがつまらなくなりそうだから
読むのをやめたわけがわかりました。

黒崎こそ出てこないものの、あとは一緒かなー
「花ちゃん」がドラマのような「いい奥さん」ではなくて、かえって嬉しかった(笑)

でも「倍返し」ってセリフが出てくるのは、たったの1回なんですねー
その1回をあれだけの流行語にしたのは、すごいな

この「バブル入行組」はドラマでいうところの大阪編で
このあとが「オレたち花のバブル組」になるわけですが、

なんと、「花のバブル組」のほうは、本屋に行ったら、売り切れていた!(驚)

文庫が売り切れるなんてこと、あるんだー!
びっくり!

本当に成功しましたね~
ふつう、ドラマがなけりゃこんな本、絶対に売れないよ

それは質が悪いのではなく(特にドラマ見た人だったらスイスイ読めると思います)、
まず一般の人たちが手にとって見るようなジャンルではないでしょう、銀行の話って

ホント、ドラマで当たるとすごいですね。
ということで、まだ東京編はおあずけ状態です。
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by juntumai | 2013-09-26 14:24 | 読んだ本 | Comments(0)

真夏の方程式よんだ~

ドラマ「ガリレオシリーズ」は、視聴率はいいのに悪評が続いているそうですが
たぶん悪評たれてるのは、原作ファンかなあ・・・・・・
私も柴咲コウの時から、「この女刑事、いらねー」と思っていたので。

初期の「ガリレオ」原作ファンとしては、最初にドラマ化されたときに、
「なぜに女刑事が登場するの?」と違和感がありました。
(当時、柴咲演じる内海刑事は原作では全くといっていいほど出てこなかったので)

「聖女の救済」で本格的に登場した内海刑事は、ドラマのような文句たれのドジキャラ?
ではなく、聡明で冷静。自分の立場をわきまえていて、好感もてるキャラなのに
(じゃなければ、警視庁で刑事として勤務はできないはず)

それでも映画の「容疑者Xの献身」からは、だいぶ柴咲コウに違和感なくなってきたのですが・・・・

今回のシリーズの吉高の描き方はセンスないですよね~
吉高ちゃん自身はそれほど嫌いじゃないのですが、あのキャラはセンスない。 
2番煎じもいいとこ。それなら柴咲コウでよかったのに。
柴咲下ろすなら、吉高の刑事役のキャラを全然別の感じに変えたほうがよかったのに。

そんなわけで、第3話の録画を見て以来、まだ録画は続いてますが見る気がしない

6月に映画化される「真夏の方程式」ですが

今月、文庫が発売されました(待ってたよー。早く「麒麟の翼」が文庫化されて欲しい)

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読み終わった時点で、映画のサイトにいってキャスト陣を確認。

やっぱり吉高だよ・・・・・見る気が失せる~
(といっても見るとしたらDVDか、いずれやるであろう地上波放送のときか)

映画を見る予定の人は、原作は読まない方がいいと思います。
やっぱり最後の最後で、ちょっとばかり驚いた
(しかも映画のコピーが言うように、「知らなきゃよかった」感がありました)

一番悪いのは、あの人物だよなー! と思うのは私だけ?

なんか、みんなが苦しい話で、現実に置き換えると救いがないような気もするし、
救いがあったとしても重いなー・・・・・という感想でした。

たぶん、映画では美しい海の映像がそれを救ってくれるような気がします。
今回の文庫化で、このカラフルな表紙にしたのも正解だったかも~
じゃなきゃ、重いわ~・・・・・・
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by juntumai | 2013-05-22 11:42 | 読んだ本 | Comments(0)

さすが、島荘

島田荘司「写楽 閉じた国の幻」 の文庫が出ました。
2010年の「このミス」で2位になったときから興味を持っていて
このたび、やっと読めました。

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「超」がつくほど、ハマってしまいました。
思わず4回は読み返してしまったほど。

正直、上巻の後半にかかるくらいまで、読み続けるのがしんどいかもしれませんが・・・・
(それに元々、「写楽の謎」に興味を持ってない人には余計しんどいかも)

島田荘司といえば、これまで「占星術殺人事件」と「暗闇坂の人食いの木」しか
読んでなかったし、正直肌に合わない感覚でしたが・・・・・

これで私もいまさらながら島荘推し。とくに「あとがき」で知る意外な事実
に驚きました。
(いわゆる、「清張後」についてのこと。新本格派の教祖といわれる島荘が
そう考えていたなんて・・・知らなかった)

「写楽とは誰か」 の謎を通して、この時代の一大出版人である
蔦屋重三郎に非常に感銘を受けました。

これも島荘の筆力かもしれませんが、この話は「写楽」よりも「蔦重」の物語だなあと
思ったな~

でも今更知ったけど、あのTUTAYAとは関係なかったというのがちょっとがっくりでしたが
(TUTAYA創業者が蔦屋重三郎の精神に感銘を受けた というのが由来だそうですが、
それはそれで、いいね!と思いましたが・・・・祖先だったらもっとよかったのに)

「このミス」の書評で、「現代編の裏付けを江戸編でやるのは反則」みたいな
意見がありましたが

だってこれは小説だし!
論文じゃないんだし!

それにしてもこの年の「このミスランキング」
1位は悪の教典で、2位が写楽。
(麻耶雄嵩の「隻眼の少女」も4位。文庫化されてて、これもやっと読めました)

とにかくこの年は豊作な年だったのですね~

しかも今日は、新歌舞伎座オープンの日ですが・・・・・

「写楽」も見て、蔦重も見た演目の数々を、21世紀の現在も見られるという
(しかも「千両役者」の子孫たちが「再演」してくれているという・・・・このすごさに
今更ながら気付いた私です)

やっぱり東京に行きたいな!
(入学式、感動した~と母が言ってました。卒業式は行こうかな)
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by juntumai | 2013-04-02 11:06 | 読んだ本 | Comments(8)

横溝ワールド

12月に角川の復刻版「獄門島」を読んだのをきっかけに
お正月とこの連休中に、「本陣殺人事件」「八つ墓村」を読みました。

ほーんと、遅ればせながら・・・・・なんですが、
横溝作品の面白さに感服!

何よりも読みやすいのですね~
勝手に「読みにくそう」などと思っていた私が間違いでした。
とても読みやすい。
スイスイぐいぐいいってしまう・・・・

本陣殺人事件のトリックは、文章だとわかりにくいけれど
映像にすればたぶん一発でわかるのかな・・・・・

なので本陣・・・については、本編よりも、附記されていた
短編「車井戸はなぜ軋む」のほうがおもしろかった。
まさに元祖「犬神家」というか、犬神家の簡易版的な感じ。
書簡文になってるので、これもとても読みやすい。
寝る前の読書・・・と思って読み始めたら、止まらなくなり
結局眠れなくなってしまいました(寝たけどね)

やはり圧巻は「八つ墓村」でしょう。
おどろおどろしい物語・・・・・だと思っていたけれど
(確かにその一面もあるが)、文章で読むとそうでもない。
でもこの話はホント、ビジュアル向きですね。
劇的な要素をこれでもか~と詰め込んでるから・・・・・
(最初の落ち武者襲撃やら、要蔵の殺戮シーンやら、
鍾乳洞のシーンやら・・・・濃茶の尼の「たたりじゃ~」
もビジュアル向き)

私としては、吾郎ちゃん版「八つ墓村」を見たいです。
(見てないので)
配役を見ても、藤原竜也の辰也(名前も一緒やん)
若村麻由美の美也子(おお、まさにイメージぴったり!写真見て驚いた)
吹越満の要蔵
原作のイメージを大切にして作られてるなあと・・・・

八つ墓村の金田一はあくまで端役?で、主役は辰也だから
吾郎ちゃんくらいの存在感がぴったりかなと思うし
(どういう意味でしょうか 笑)

どこかでもう一度、再放送して欲しいなと思います。

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ここまで来たら、次は犬神家を読もう
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by juntumai | 2013-01-15 08:54 | 読んだ本 | Comments(0)