日々雑感

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死神の名付け親

「来週からは夏休み。夏休みには自由研究の宿題があるんだって」

↑これは、先週6年生のクラスで読み聞かせした「ウエズレーの国」の一節です。

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ウエズレーは壮大な自由研究をやってのけるのですが・・・・

まさに「来週からは夏休み」の時期に読み聞かせに使えて、
ひとり勝手に大満足な私でした。
(しかも自由研究の宿題もがっつり出てるしね~)

こんなドンピシャな時期に、そしてドンピシャな学年で読めるなんて、
ありそうでなかなか無いのです。

でもやっぱり私は、例え朝の15分の読み聞かせでも「おはなし」(素語り)
を入れたい

4月に覚えた「食わず女房」は6月までは6年生、中学生 とやる機会がありましたが
端午の節句の由来話になってるので、これからの時期はちょっとキツイ

秋のおはなし会に向けて、やはり新作を覚えたい~ ということで

今年は長いこと覚えたくても覚えようとしなかった
グリムの「死神の名付け親」にチャレンジしようと思っています。

実はこれを、人がやってるのを聞いて、本格的に「語りをやってみたい」と思った
記念の一作なので・・・・

その時、はじめて目の前に絵が浮かんだのです。
主人公が死神に連れて行かれた、「命のろうそく」がずらっと並んでいる光景

私もこんなふうに、目の前に「絵」が浮かぶような語りをしてみたい!

そう思って、道ならぬ道(笑)に踏み込んでしまってかれこれ5年。

まだ「死神・・・」を語るには力量不足かな と思いつつ、やはり
「これが好き」というおはなしでないと語れないので・・・・・

死神は名付け子を医者にしますが、それはやっぱり医者が
生きる者にとっては「生死」を司る職業だからなのでしょうか

でも実際に「生死」を判断するのは死神であり、それに逆らった
名付け子は「死神の手に落ちる」ことになるのですが・・・・・

「どんなに医学が発達しても、死に逆らうことはできない」

というのが、今の時点での感想です。
(何回か語るうちにまた感じることがでてくると思います)
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by juntumai | 2014-07-18 20:50 | 語り

アン・ブックス

花子とアンで再び脚光を浴びた、アン・ブックス ですが・・・・・

ウィキを見て驚きました。

私の大好きな「アンの幸福」は、「アンの娘リラ」を書いた後に
出版社の要請で、時系列をさかのぼって書かれたものだったとは!

「アンの娘リラ」は第一次世界大戦中。それによって
アンは次男であるウオルターを戦争で亡くします。
同じく戦争に行った長男は行方不明(のち、生還)
3番目の息子も戦争に行ってしまい・・・・・

戦争前はお気楽に過ごす「イマドキの娘」であったリラ(アンの末娘)
の婚約者も戦争に行ってしまい、ウオルターを除く「戦争に行った男たち」
がすべて戻ってきたあとも、婚約者はなかなか戻ってきません・・・・

そしてラストシーン

ドアをあけたら、そこには婚約者が・・・・・

確かそういう場面で終わるんじゃなかったでしょうか。

↑に書いたことは、すべてうろ覚えなので、本当に合ってるかは
わかりませんが、多分合ってると思います。

そんな感じで、アン・ブックスの最終刊は、
「これが、あの赤毛のアンなのか・・・」というくらい、全然違う印象で
全体的に暗い影を落としています。

なので、アン・ブックスのおすすめは、「アンの幸福」までかなーと
私はずっと思っていたわけです。

そんなわたし的には、何十年かに渡る思いがあったわけですが、

「モンゴメリが『アンの娘リラ』を最後のアン・ブックスとした理由は、第一次世界大戦の勃発により
牧歌的なアンの続編はもはや書けないと判断したためである。」(ウィキより)

この言葉でまさに納得。
でもよくぞここまで書けたなあ・・・・というのが本音。
だってウィキによると、モンゴメリいわく

「昨日、新作[原注『アンの娘リラ』]を書き終えて…この作品で『アン』シリーズともきれいさっぱりお別れです。…どのような少女であれ、六冊も書けばもう十分です。」
(←ホントホント、「どんな少女であれ」6冊書けば充分だわ、確かに)

ちなみにこの「六冊」とは、「赤毛のアン」「アンの青春」アンの愛情」「アンの夢の家」「虹の谷のアン」
「アンの娘リラ」だそうです。

「路辺荘のアン」は「アンの幸福」と同じく「リラ」を書いた後で
出版されたらしい・・・・しかもモンゴメリいわく
「不承不承だったのですが、執筆を請いつづける出版社に応じたというわけ」
だったそうで・・・・・

わたし、結構「路辺荘のアン」は好きだったのになーと、ちょっとショック。

わたし的には、夢の家と虹の谷は、全然良くない!と思っていて
何回も読み返したアン・ブックスにおいても、「夢の家」と「虹の谷」は
あまり読み返さなかった2冊でした。

この2冊は従来の「赤毛のアン」とは微妙に毛色が違っていた気がします。
「リラ」のほうが暗いけれど、よっぽど「アンのその後」的な感じがあってよかったと
私は思うけどな~

後から付け足した本(「アンの幸福」「炉辺荘のアン」)の方が、
ある意味「肩の力が抜けた」感があってよかったんではなかろうか

そんなわけで、アン・ブックスファンによる投票を行いたいくらいですが(笑)

私は誰がなんといっても「アンの幸福」推し。

私が好きな書簡文ってこともあるけれど、書簡文だけではなく合間合間に
状況説明を入れてるところがメリハリがあって良いこと

何よりも「アンの校長時代」のエピがドラマチックでおもしろすぎ
そしてアン・ブックスの特徴である「脇役のキャラの濃さ」が
一層際立ってること
(思いつくキャラが10年以上読んでなくても、次々浮かんでくること)

こんなにも熱を入れて語ってしまうアン・ブックスですが、一体どこにやったのやら
・・・・もう一度引越ししないと、このまま発掘出来ないことが残念です。
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by juntumai | 2014-07-16 20:52 | 読んだ本